暇回り屋(ひまわりや)さん:歴史

歴史

2013/04/21

1: :2013/04/20(土) 20:24:46.89 ID:
 2013年4月19日、シンガポール華字紙・聯合早報は「中国通の日本人、日本オンチの中国人」と題したシンガポール仏教学院
の紀贇(ジー・ユン)助教授の論説を掲載した。以下はその概要。

 仏教研究のシンポジウムに参加するため台湾を訪れたが、そこで大多数の中国人よりも中国文化に精通している日本人の
学者たちに会うことができた。中国語の仏教経典研究の第一人者も日本人だ。数年前、「中国の古代研究は中国が上か?
日本が上か?」という論争が学術サイト上で話題になった。敦煌研究についていえば、「敦煌は中国にあるが、敦煌学は日本に
ある」という見方もあるが、日本人学者の中国研究の深さや広さは誰もが認めるところだ。

 歴史的に見ても、日本と中国の文化が相手国に及ぼした影響力には大きな差がある。明治時代や日清戦争までは、
中国文化が日本に輸出されてきた。最近では多くの中国人が日本で暮らしているが、量的にも質的にも日本の「知中派」は
中国の「知日派」をはるかにしのいでいる。こうした日本の「知中派」が、過去の日中戦争において日本の優位を導きだした。
彼らが製作した正確な中国地図は中国軍も使用していたほどだ。しかも日本軍上層部の板垣征四郎や土肥原賢二、岡村寧次、
石原莞爾も有名な「中国通」だった。

 終戦後、中国人は日本人に対する恨みや軽蔑から、あるいは国内の政治的思惑からか、日本についての研究を怠ってきた。
日中戦争についても、事実に基づいた検証を行うことはなかった。それが今の荒唐無稽な抗日ドラマの氾濫につながっている。
中国が低俗でバカバカしく、安っぽい抗日ドラマを躍起になって制作している間に、日本は台湾と中国の間にある矛盾をついて、
尖閣問題上での両者の力を2分し、両者の矛盾をさらに広げることに成功した。

 中国はこれまで日本という強国を直視してこなかった。彼らにとって日本は敗戦国であり、中国は戦勝国だからだ。日本は
戦争には負けたがそれは米国に負けたのであって、中国に負けたのではないと思っている。戦争を起こしたのは「白人による
アジアの植民地化を阻止するため」と主張する日本に、当時の軍国主義を心から反省させることは困難だ。日本が中国に対して
抱いている優越感が今後の日中関係の障壁になるのなら、中国の日本に対する理解不足も障壁になる。両者の隔たりと誤解を
このまま放置すれば、将来深刻な衝突を招くことになるだろう。

ソース(Yahoo・Record China) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130420-00000016-rcdc-cn
http://livedoor.blogimg.jp/himawariyasan/imgs/b/8/b86baa43.jpg
続きを読む

ページトップ